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Sakura UX Enhancer

Sakura UX Enhancer
Blenderの使い勝手を色々な方法で向上させるアドオン

Gumroad BlenderMarket


概要

このアドオンは、様々な方法でBlenderの使い勝手を向上させるための機能を提供します。

まず、3Dビューヘッダー(メインメニューの右側の領域)に便利なショートカットボタンを追加し、モディファイアやアーマチュアなど、いろいろな要素の表示・非表示を素早く切り替えることができます。

Main GUI

また、アクティブなマテリアルの画像をイメージエディタに表示したり、特定のモードに入るとビューポート設定が自動的に切り替わるなど、ちょっとしたタスクの自動化も提供します。

Image Editor

すべての機能は調整可能で、好きな機能だけを使用できます。

このアドオンは、以前の「Quick Visibilities Panel」の大幅に拡張されたバージョンであり、現在は「Sakura Creative Suite」の一部です。

Note

このアドオンには多くの機能がありますが、すべてを使用する必要はありません。アドオンプリファレンスで個々の機能を有効または無効にすることができます。

機能ハイライト

モディファイアスイッチによるワークフローの向上

  • シーン全体を対象に、モディファイアの有効/無効をタイプごとに素早く切り替えることができます。
    • 多くのモディファイアを使用したモデルに対しても、様々な作業をスムーズに行なうことができます。
    • デフォルトではシーン全体のモディファイアを対象にしますが、対象を選択オブジェクトのみに絞ることも可能です。

Modifier Switch

  • 改善されたローカルビュー(孤立ビュー): ローカルビューを有効化する際に、Blenderデフォルトの挙動とは異なり、ライトを自動的に含め、ビューポートカメラを動かさずそのままにします。
    • ローカルビューを切り替えても、視点やライティングが変更されないため、作業をスムーズに行なうことができます。

Local View

よく使う機能への素早いアクセス

  • ワイヤーフレームオーバーレイを切り替えるためのショートカットボタン。
  • シーン内のライトを素早く調整するコントロールパネル。
  • ボーンオーバーレイを切り替えるためのショートカットボタン。
  • アーマチュアレイヤー/コレクションとアーマチュア表示設定への素早いアクセス。

Armature Data

  • レンダリングエンジンとカラースペースのオプションへの素早いアクセス。

Render Engine

  • 実際に使いたいものだけをプリファレンスで有効化することができます。

Shortcuts

ノードエディタの機能拡張

  • ダブルクリックで表示 : 画像ノードをダブルクリックすると、イメージエディタに画像が表示されます。

    • ノードエディタで画像を編集したり、テクスチャを作成したりするときに、素早くイメージエディタで確認することができます。
  • ベイクターゲット指定 : ノードコンテキストメニューからテクスチャを直接ベイクすることができます。

    • 画像ノードをベイクターゲットとしてマークすることができます。コンテキストメニューからベイクすると、自動的にマークされたノードが選択されます。間違った画像にベイクする事故を阻止!

Note

ベイクターゲット指定機能は現在テスト中であり、意図しない動作をすることがあります。

イメージエディタの機能拡張

  • 「関連画像」パネル(「イメージ」タブにあります): このパネルを使用すると、現在表示されている画像と同じマテリアル/オブジェクト/モデル(アーマチュア)に属する関連画像を素早く見つけて表示することができます。

Image Finder

シームレスなワークフローのための自動機能

  • 自動ビューポート制御 特定モードに入ると、ビューポート設定が自動的に切り替わるようにできます。
  • 例えば、エディットモードではソリッド表示、スタジオライト、テクスチャーカラーの組み合わせにすることで、形状を見やすくした状態で編集を開始できます。テクスチャペイントもモードでは、ソリッド・フラットシェーディングの組み合わせで、テクスチャカラーを正確に表示した状態でペイントを開始できます。
  • いずれのモードにおいても、好みの組み合わせをプリファレンスで設定できます。
  • 現在サポートされているのは、エディット/スカルプト/バーテックスペイント/テクスチャペイントの4モードです。

Viewport Control

  • 画像自動表示 : オブジェクトやメッシュの選択に基づいて、アクティブな画像を自動的にイメージエディタに表示します。
  • この機能が有効化されるモードをプリファレンス画面で設定することができます。

Sync Image Editor

重要な情報を3Dビュー上にオーバーレイ表示

現時点では、メッシュ編集モード開始時にBasis以外のシェイプキーがアクティブである場合に警告を表示します。これにより、うっかりシェイプキーを破壊する、またはベース形状の編集をしそこねる事故を防止します。

Shapekey Warning

Note

この機能は、今後より多くの情報を表示するように拡張される予定です。

ニーズに合わせてカスタマイズ

  • アドオンプリファレンスにて、個々の機能を有効または無効にしたり、動作を細かく設定することができます。
  • 非常に多くの項目がありますので、少しづつ触ってみて、好みの設定を見つけてください。

Addon Preferences

開発の経緯

Blenderは非常に多くの機能を備えていますが、それらを使いこなすにはたくさんの操作が必要です。表示要素の切り替えだけをとってみても、いろいろなアイテムがいろいろな場所にあり、アクセスが大変なことがあります。

また、モデル制作中には、特定のモディファイアをシーン全体でON/OFFしたくなることがよくあり、そういった操作を簡単に行えるように開発したのが、前身となる「Quick Visibilities Panel」でした。

「Sakura UX Enhancer」は、その根幹にある機能を大幅に拡張し、イメージエディタ上に素早く必要な画像を表示したり、アーマチュアレイヤー/コレクションを素早く切り替えたり、モードに応じて適切な表示方法に設定したりなど、モデルの制作中に発生する細々とした操作を幅広く自動化することを目指しました。

このアドオンが皆さんのワークフローの向上に役立つことができれば幸いです。